「予措」という作業について…ミカンを長持ちさせる為の作業です。
「予措」という言葉を御存じですか?
一度検索してみてください、実はミカンの世界では普通に自然と行われている
大事な作業です。長期保存の必要な品種ではとても大事な作業です。
新鮮な、収穫したばかりのミカンはバリバリに外皮から呼吸しています。
生きているという事で、精密な計量をすると日ごとに軽くなります。
知らないで放置するとドンドン減ります。
これを防止するために、適度に外皮を萎びらかせて呼吸を減少させて
中身の水分を保つようにします。
品種ごとに対応は違い、ポンカンなどは上手に予措をしないと
外皮がテカテカで中身がカスカスになるか、
反対に外皮は皺くちゃで中身が新鮮さを保っているかが分かれます。
(外皮もあまりに皺くちゃではダメですよね)ソノ辺りは農家の妙技です!
ポンカンなどは収穫直後は風当たりの強い所にわざと置いて、
外皮を萎びらかせます。
冬場の温州ミカンなどは大事にしすぎると、外皮が新鮮そうに見えても
中身は皺くちゃで水分が抜けてしまった経験がおありの方がありませんか?
反対に外皮はコチコチでも苦労して剥ぐと中身は超甘い!経験はありませんか?
ベランダなど、よほど風当たりの強い場所ではダメですが
網や竹のかごなどで冷暗所で常温保存が一番だと思います。
新鮮なうちに食べてしますのが一番良いですね。